がま口ブーム到来

密かなブーム、ハンドメイド品。
大量生産の誰でも持っているモノに飽きた人が、自分だけのモノを求めています。

中でもがま口バッグは、専門の作家さんが売れるほど人気。
スーパーの手芸用品コーナーでは、がま口が作れるキットも売っています。

残念なことに、私が心酔している彫金仕様の口金は、現在のニーズには合わないようで、口金売り場のほとんどはシンプルなデザインのもの。

布地にオートクチュール並のフランス刺繍を施し、細工の凝った口金に細いチェーンを付ければ、それはもう、アンティークのようなバッグになるはず。

誰でも作れるようにはなったけれど、結局それは大量生産に近いモノに変化してしまわないだろうか?
オリジナリティとデザイン性を兼ね添えたがま口バッグは、誰か作っているのだろうか?

右へ倣えのブームにはほとほと愛想がつきてしまうのですが、ブームの断片を捉えつつブームの一歩先を目指す。
それがクリエイターなのではないか?と自分に言い聞かせています。



復活! アンティーク調がま口バッグ


関連キーワード

関連ページ

パリのアンティークに憧れて
時代的にアールヌーヴォーが大好きです。あのムダに曲線が多い感じとか、植物がモチーフになっていてガラス製品をはじめ、家具にまで植物の彫刻が施されていたり。私の前世は1900年のパリ、もしくはロンドンにいたのではないかと錯覚してしまうくらい、アールヌーヴォーの美術品を見ていると、懐かしい(?)気分になります。優雅なレースもそうですが、この時代、生活用品も1つ1つが洗練されていると思うのです。個人的な主
バッグ専門のコレクターも
アンティークに傾倒していた頃に、アンティークの本をよく買っていました。自分の作るアクセサリーにアンティークっぽい要素を取り入れたかったのです。ラリックやガレの工房が制作した香水瓶をコレクションしている人がいるのは知っていましたが、なんと刺繍バッグ専門のコレクターさんが紹介されていた時には、「人の趣味って色々だなぁ」と思ったのです。え? なぜにバッグ? バッグしか興味無いの??でも1900年頃のアン
がま口ブーム到来
密かなブーム、ハンドメイド品。大量生産の誰でも持っているモノに飽きた人が、自分だけのモノを求めています。中でもがま口バッグは、専門の作家さんが売れるほど人気。スーパーの手芸用品コーナーでは、がま口が作れるキットも売っています。残念なことに、私が心酔している彫金仕様の口金は、現在のニーズには合わないようで、口金売り場のほとんどはシンプルなデザインのもの。布地にオートクチュール並のフランス刺繍を施し、